全裸に近い状態で行き倒れていた記憶喪失の男。
身長は180cm台、背中に光沢ある黒緑の大翼を持つ。
黒髪はごわごわぼうぼうに伸びていて、髭もジャリジャリ、
肌に大きな布切れを羽織るのみのみすぼらしい風体をしていた。
髪の毛や肌が不衛生で脂ぎっていたところにケウミの毛が張り付いたため
毛玉状態で発見されたが彼の過去とは別に関係ない。
行き倒れる前の記憶が「引きちぎられるように」なくなっている。
かすかに覚えているのは、灰色の髪の子供が自分に向かって「ヘズ」と呼ぶ光景。
ヘズという名前が本当に自分の名前なのかわからない。
子供(ミドルティーンぐらい)の名前も顔も性別さえもはっきりと覚えていない。
記憶の礎が無いゆえに自信がなく、腰が低い。
みすぼらしい格好でふらふらしている様子はまるで乞食。
しかし全身は筋肉でがっちりしており、声もハリがあるように思える。
記憶の喪失とともに知識の一部を失っているが教養は残っているようだ。
羽ばたいても空は飛べない。
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